エッセイ

徹夜した男の真面目なクリエイター論

徹夜しちゃった

昨日はいよいよ5時まで起きていた。朝5時。「起きた」ではなく「起きていた」。

原因は完全に分かっていて、それは20~23時で寝オチしたからなのだけど、そのあとコーヒーを2杯飲んだのもいけなかった。普通に活動しちゃったもんね。「けいおん!!」の学祭編みて泣いちゃったもんね。

 

 

ひとりで深夜テンションになるおバカの図。

 

 

朝5時はもう「完全に朝」で、太陽は燦燦と射してたし、カラスはガンガン泣いてたし、電車もゴットゴット走ってた。実家のお婆ちゃんもたぶん起きてた。

カーテンを開いて太陽光を浴びると、身体が朝と錯覚して(朝だけど)完全に活動モードに入ってしまった。あのときは焦った。だって僕、今から寝るのに。ギンギンに冴えた目を無理やり閉じて、頭まで毛布被って寝た。

徹夜なんてしたのはいつぶりだろう。まだ徹夜に耐えうる体力があることに、自分でもちょっと驚いた。

 

クリエイター論を語る

はじめに断っておくと、僕は「クリエイター論」なんてものを語れるほど立派なクリエイターではないし、そもそも自分のことを「クリエイター」なんて洒落た横文字で自称するのはとても違和感がある。しかし、「動画や音楽を作る者として、普段思っていることを書きま~す」なんてタイトルに惹かれる人間など皆無だろうから、ここは心を鬼にして、「クリエイター論を語る」と高らかに宣言させてもらう。

 

 

サムネ、だんだん良くなっている。でも1年半やって未だに正解は分からないし、たぶん一生分からないのだろう。

上の作品は動画もサムネも結構手間暇かけて作っているのだけど、そんなこと視聴者には関係ない。この動画より、下に貼った深夜に30分で作ったセール情報動画の方がウケている。

 

 

作品にかけた熱量と支持率の間には正の相関関係はない。「ものづくり」というものは、得てしてそういう性質がある。

動画に限らず音楽もそうで、数ヶ月と数十万円をかけて作ったフルバンドの楽曲より、家でちょろっと録った弾き語り楽曲の方がウケるなんてことはザラだ。

 

ただ、ここで腐るような奴は、ものづくりに向いていない。あなたがよほどの人気者でない限り、あなたの骨折り話なんて、お客さんは一切興味ないのだから。(今日は強い言葉ばかりでごめんね)

 

ここ1年くらいで、「作品から自分を消すこと」がどれだけ大切かが分かった。もしあなたの作っているその作品が、あなたの熱心なファンに向けられた作品ならば、あなたの思想やエゴを存分に含ませて良い(むしろその方が喜ばれる)。ただし、それがもし新規の顧客に向けた作品ならば、あなたの思想や、エゴや、匂いまでも完全に消すべきだ

よく売れてないミュージシャンで「自分を表現できなかったら音楽作ってる意味ないっすよ~」などと言う阿呆がいるが、そういうやつは一生四畳半でくすぶってろ、と思う。「自分は世界から注目されてないし、まして愛されてなど決していない。誰も自分に興味などない。自分は一片の塵」と自覚してからが、本当のものづくり人生のスタートだ。

 

それが情報コンテンツならばなおさら。顧客が欲しいのは「情報」であって「あなた」ではない。ここには皮肉なしくみがあって、「情報」を求めてやってきたお客さんに結果として感謝されたり褒められたりすると、「自分」を求められているかのような錯覚におちいってしまう。

 

ここで「自分」を出して失敗した馬鹿がいる。

僕だ。

 

うちのYouTubeは、それで一度ストンと落ちている。

 

最近やっと、自分を「情報屋」として扱えるようになった。僕がやっているのは人気商売ではなく、情報商売だ。YouTubeに出すコンテンツからはできる限り「自分」を消し、より濃密で有益な情報を視聴者に届けられるように努めるべきだ。

と、ここまで考えれば、熱量と支持率が比例しない世界に疑問を抱くこともなくなる。なぜなら「熱量」なんてのは「自分」の最たるものだから。熱量と支持率ではなく、情報価値と支持率こそが強い相関関係にあるのだ

 

そうそう、だからこのブログも、本当はやる意味なんてないのかもしれない。でも続けるよ。ここはエゴと思想で塗り固められた、とびきりコアなファン向けコンテンツにしようと思ってるから。

 

今日の筋トレ

背中。

おすすめ記事

1

「今日の定食は、味、濃かったですか?」 見慣れた日高屋のレジで、見慣れたおばちゃんにそう問われた。 「味···ですか」 このおばちゃんとは今まで「野菜たっぷりラーメンの麺大盛りで」「あい」くらいしか会 ...

2

昼から飲んでしまった 好きな居酒屋が「ハッピーアワー」なるものをやっていて、12時から14時まですべてのメニューが半額だという。そんなことがあっていいのか。 元の看板に被せていくことで、「細かいことは ...

3

名前を変えました このブログのタイトルを「月岡彦穂オフィシャルサイト」から「タメになってたまるかマガジン」に変えました。 「タメマガ」にした理由は、マジで記事がひとつもタメにならないからです。読み返し ...

4

昨日、友人(女性)と池袋で飲み、二次会の店を探している道中、「いつ行っても閉まっているバー」の存在を聞かされた。4回行って、4回とも閉まっていたらしい。それはもう閉店しているのでは、と思ったが、どうや ...

5

ボクの母と祖母の誕生日は非常に近く、7月13日と7月15日だ。 近くて覚えやすい、とみんなは思うかもしれない。   しかし残念ながら、ボクはいまだに、どちらがどちらの誕生日なのか覚えていない ...

6

国立大学の二次試験。今日は全国の受験生にとって、決戦の日だ。 自分も、6年前はそのうちの1人だった。   仙台という土地に来るのはそれが3回目だった。でも新幹線に1人で乗るのは、今回が初めて ...

7

池原のぞみは、食後のデザートをプリンにするかバウムクーヘンにするかで悩んでいた。 友人の月野春彦の住む、小さなベッドタウン。その駅前の居酒屋で、池原のぞみはタブレット型のタッチパネルを手に、もう30秒 ...

8

アニメ『ラブライブサンシャイン』を二期まで10日で見終わりました。 「食事中、電車移動中は必ず見る」というルールを定めれば、社会人でも2クールのアニメを10日で見終わるのだという"結果"を得ることがで ...

9

「ウミガメのスープ」というクイズをご存知だろうか?   海の近くのレストランに男が訪れた。男はウミガメのスープを注文した。一口食べて店員を呼び、こう尋ねた。『これは本当にウミガメのスープか? ...

10

レシートが溜まっていく。   家計簿なんかつけていないので、僕にとってレシートには何の価値もない。ただの燃えるごみだ。 捨てたほうが良いに決まっているのに、次の日財布を開けるとまだレシートが ...

-エッセイ

© 2021 タメになってたまるかマガジン Powered by AFFINGER5