エッセイ

徹夜ボードゲーム大会

て、徹夜なんていつぶりかしら…。

 

仕事終わりの夜22時半、ボクは友人宅に招かれてのこのこと遊びに行った。ひそかなマイブームであるボードゲームをするためだ。

友人宅にはフリーマーケットのごとくボードゲームがあり、サーキット形式で大小様々なボードゲームを楽しむことができる。10種類を優に越えるボードゲームはどれも友人厳選のとっておきの一品で、早くそれを使ってカフェを開けばいいのにとボクは思っているが、そこんとこ、本人はどう思っているのだろう。

 

まあとにかく、昨日は仕事終わりに友人宅に行ってボードゲームをした。6名もの大人が深夜に1人暮らしの男の部屋に集まってボードゲームに勤しむのは、なんとも大学生っぽいというかなんというか、非常に愉快であった。

初対面の人やボードゲーム初心者も多くいたため、カタン(ボードゲームの雄)やニムト(ウノのような単純なカードゲーム)、そして我流カンフー極めロード(我流の奥義を披露する)などで遊んだ。最後だけ何言ってるか分からないだろうが、ボクも今冷静になって、やっぱり何言ってるか分からない。
(我流カンフー極めロードはれっきとしたカードゲームです。詳しくはこちらのブログをチェック!)

 

さて、ボードゲームは時間がかかる。例えば先程登場したカタンは、6人プレイだとルール説明からはじめて1試合2~3時間かかる。(そもそもカタンのプレイ人数は4人までなので、昨日は拡張パックで6人までに増やしたのだった)

昨日はできなかったけど、ボクの好きな「スプレンダー」「アグリコラ」「ダイスフォージ」なんかもそれくらい、下手したらそれ以上に時間がかかる。これがいわゆる「重ゲー」だ。

 

だからこう、ボードゲームで遊ぼう!というときは必然的に長丁場になる。昨日みたいに夜の22時半に集合して終電で帰ろうと思ったら、重ゲーは1試合もできないのだ。

しかし、重ゲーは労力に見合う分だけの楽しさが、駆け引きが、充実感がある。分かりやすく沼で、ハマったら抜け出せない。それに中毒性もある。だから重ゲーを一度経験してしまうと、もう重ゲーをやらずにはボードゲーム遊びを終われなくなるのだ。

 

昨日はそんなこんなで、朝まで遊んでしまった。今日の午前中に用事がなかったのが幸いだった。久しぶりの徹夜明けの太陽はギラギラと眩しく、9月の終わりだというのに異常に暑い朝だった。

家に着いた頃にはもうどちらかといえば昼で、そこから少し眠って活動をはじめた。身体が重い。頭も重い。大学生の頃は、徹夜の翌日でもケロッと活動できたのに…。さすがに昔のようにはいかないらしい。

 

とてもしんどいが、それでもまた、ボクらは徹夜ボードゲーム大会をやってしまうのだろう。だって「スプレンダー」「アグリコラ」「ダイスフォージ」も、昨日はやれてないんだからね。

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