午前二時。自宅にてひとり。

「午前二時」

歌詞でもっとも使われる時間らしい。

ホントかよ、と思いつつ、ぱっと出てくるのはBUMP OF CHICKENの天体観測。彼が踏切に望遠鏡を担いでった時間に、ボクは部屋でひとりブログを書いている。

天体観測では2分後にキミが来るが、ボクの家には何分経っても誰も来ない。そう、モノづくりの根幹は、ひとりなのだ。例えばバンド演奏はみんなで作り上げるものだが、それも多くの場合メンバーが家でひとりで作ったデモ音源があってこそだ。

遡れば、どこかで必ずひとりになる。

午前二時、それはひとりの時間。もっとも孤独な時間であり、もっとも殻に籠る時間でもある。

閉ざされた部屋で、自分と向き合って生み出された血の一滴。それがアートになり、エンタメになり、その人の生きた証になる。

午前二時、人は誰しも酔っている。シラフではいられないこの時間に作り上げたものは大抵、翌朝見ると目も当てられない。が、たまに原石が混じっている。磨き上げると、それはそれは美しい宝石となる。

そういう宝石を集めて、できた宝箱を「アルバム」と呼ぶ。もうすぐ、発表できる日が来る。

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