バスケ部だった少年の、悲しい話(前編)

何を隠そう、中高6年間はバスケ部だった。

高くはないが決して低くもない身長が災いし、センターというポジションをやらされた。敵にシャキール・オニールこそいなかったものの、巨人ひしめく戦場でひょろひょろのボクは文字通り手も足も出なかった。それでもなぜか、バスケは好きだった。

 

高校2年生から生徒会に入り、文化祭やらなんやらの準備に打ち込んだ。放課後は毎日生徒会室に入り浸り、下校時刻ギリギリまで活動をした。当然バスケ部に行く頻度は減った。そして自然と、バスケ部よりも生徒会に行く放課後が増えた。しまいには特に忙しくない日も、生徒会を言い訳に部活をサボるようになった。このころボクはバスケ部で汗を流すよりも、生徒会室で友達と過ごすことに青春の使い方を、喜びを見出していた。

 

当然バスケ部には行きづらくなった。たまには来いよと部長に言われても、ボクは気が進まなかった。ここで大人しくバスケ部に顔を出していればよかったのだろうが、変なプライドが邪魔して生徒会室から出ようとしなかった。

そして結局、バスケ部は、(後編に続く。)

バスケ部だった少年の、悲しい話(後編)

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