ユーモア

ボディソープを求めて。(前編)

ボディソープを買わねばならなかった。

1ヶ月前に買い替えたボディソープの、独特の匂いが気に入らない。メジャーな製品だから人気もあるのだろうが、匂いの好き嫌いほど個人差の大きいものもない。好きなものは好きだし、無理なものは無理なのであった。

限界だった。毎日風呂上りに腕からする臭い(あえて漢字を変えよう)に耐えられなかった。それでも、いつか慣れるだろ、とか、買ったばかりでもったいないし、とか色々言い訳して、なんとか使い切ろうとしていた。早くボトルを空にしたくて毎日2倍ほどプッシュし、腕の臭いも2倍になっていた。

しかしふと我に返った。だいたい風呂上りに臭いがするのはまずおかしいし、買ったばかりでもったいないからと倍プッシュするのは、本末転倒じゃないか。

 

よし、あれは捨てよう。そんで新しいのを買おう。

王道を行こう。DOVEにしよう。逆になぜ1ヶ月前の自分は奇をてらいに行ったのか、はたはた疑問であった。

こうしてDOVE探しの旅が始まった。(後編に続く)

-ユーモア

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