人のために音楽を作りたい。
今まで自分のためにやってきたけれど、これからは人のためにやりたい。
なんていうと綺麗事に聞こえるかもしれないし、実際去年の今頃の自分なら、綺麗事だ、と一蹴していたに違いない。
しかし去年、バンドもなくなり、1人でアルバム「YOUNG」を作っているとき、楽しさの裏に底知れぬ虚しさがあることに、ずっと気がついていた。
気がついていたけれど、無視していた。それと向き合ったら、心が折れてしまうような気がして。
結果、YOUNGは全然売れなかった。自信作だった。けれど売り出し方が下手すぎた。
ボクは悲しくて、音楽を辞めたくなった。と同時に、一人相撲の虚しさと初めて向き合い、もう「それ」は辞めようと思った。
誰か「を」巻き込まなければならない。誰か「に」巻き込まれなければならない。1人でやっててもダメだ。この道の先には何もない。
苦手な「営業」「コミュニケーション」も、これからは頑張らないとなあ…。そうだ、もう甘えてなんかいられない。と、気付くのが遅かったなりに頑張ります。