ユーモア

ふゆじたく。

ふゆ。それは全ての動物にとって、試練の季節。人間とて、例外ではない。

夏休み。子供たちを一月休ませる理由が、もしも「暑いから」なのであれば、冬休みも一月にするべきだ。確かに熱中症でひとは死ぬ。だが、寒いと身体より先に心が死ぬんだぞ。

しかしそうも言ってられない。どんなに寒くたって会社はあるし、〆切はやってくるし、腹は減るし人に会いたい。文化人類である我々は、熊のように冬眠するわけにはいかないのである。

ありとあらゆる手段で、我々は寒気と闘う。それはコートだったり、暖房器具だったり、あるいは人肌だったり…。

大丈夫。抱き着く人がいないならば、熊に抱き着けばいいじゃない。きっと熊だって寒がって、ボクらのことを待っている。ただし爪を研ぎながらね。

閑話休題。先日、ニトリで注文した暖房器具が届いた。暖かいラグを注文したのだ。名を「Nウォーム」と言う。

素足で踏み入ると、踏んだそばから「ハアァァァァァ…」と漏らして崩れ落ちそうになる。それくらい暖かい。本当に暖かい。去年まで敷いていたラグは、アルミニウムか何かだったのだろうか。さずがニトリ。本当に、あったかい…。

これでしばらく安泰だ。人肌なぞ無くとも、ボクは冬を越せる。見よ、この圧倒的な「暖」。この部屋に、人肌の介入する余地などない。どうだまいったか。…クシュン。

うーん。ちょっと熊に会いに、森へ行ってきます。

 

 

とてつもなく眠かった日のこと

届いた暖かいラグを、実際に買ったときのお話はコチラ。

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