楽曲解説

【楽曲解説】卒業

「追いかけていたって 段々遠くなっているような気がしてたんだ」

何かから卒業するとき、「自分はこの場所にふさわしい人間になれたから卒業するんだ」と思える人はどれくらいいるのだろう。多くの場合、卒業というのは予め時期が決まっていて、その時になればこちらの都合を無視してやってくる。望むと望まないとに関わらず勝手にボクらを連れ去っていく。

不完全なまま、次のコミュニティに進むことを余儀なくされる。何かを追いかけていても、途中で打ち切り。続きは次に持ち越しとなる。

卒業する、ということは、入学した、ということだ。年を経れば経るほど、コミュニティに入学する目的は明確になっていく。多くの人は何かしらの目的を抱いて入学し、その中の何人かは目的を引き継いで、その後の人生を続けていく。

入学して現実を見れば見るほど、目標は遠くにあるように感じる。必死こいて走っても、段々遠くなっているような気さえする。

ボクらは目的地に辿り着くまで、そこまでの距離が分からない。あと100メートルかもしれないし、あと100光年かもしれない。後者だった場合辿り着くのは物理的に不可能だが、ボクらは走るのを辞められない。

段々遠くなっているような「気がしている」だけだ。本当は近づいている。少しずつ。確実に。

―――――――――――――――

視聴はこちらからどうぞ。

購入はこちらからどうぞ。

おすすめ記事

1

「今日の定食は、味、濃かったですか?」 見慣れた日高屋のレジで、見慣れたおばちゃんにそう問われた。 「味···ですか」 このおばちゃんとは今まで「野菜たっぷりラーメンの麺大盛りで」「あい」くらいしか会 ...

2

昼から飲んでしまった 好きな居酒屋が「ハッピーアワー」なるものをやっていて、12時から14時まですべてのメニューが半額だという。そんなことがあっていいのか。 元の看板に被せていくことで、「細かいことは ...

3

名前を変えました このブログのタイトルを「月岡彦穂オフィシャルサイト」から「タメになってたまるかマガジン」に変えました。 「タメマガ」にした理由は、マジで記事がひとつもタメにならないからです。読み返し ...

4

昨日、友人(女性)と池袋で飲み、二次会の店を探している道中、「いつ行っても閉まっているバー」の存在を聞かされた。4回行って、4回とも閉まっていたらしい。それはもう閉店しているのでは、と思ったが、どうや ...

5

ボクの母と祖母の誕生日は非常に近く、7月13日と7月15日だ。 近くて覚えやすい、とみんなは思うかもしれない。   しかし残念ながら、ボクはいまだに、どちらがどちらの誕生日なのか覚えていない ...

6

国立大学の二次試験。今日は全国の受験生にとって、決戦の日だ。 自分も、6年前はそのうちの1人だった。   仙台という土地に来るのはそれが3回目だった。でも新幹線に1人で乗るのは、今回が初めて ...

7

池原のぞみは、食後のデザートをプリンにするかバウムクーヘンにするかで悩んでいた。 友人の月野春彦の住む、小さなベッドタウン。その駅前の居酒屋で、池原のぞみはタブレット型のタッチパネルを手に、もう30秒 ...

8

アニメ『ラブライブサンシャイン』を二期まで10日で見終わりました。 「食事中、電車移動中は必ず見る」というルールを定めれば、社会人でも2クールのアニメを10日で見終わるのだという"結果"を得ることがで ...

9

「ウミガメのスープ」というクイズをご存知だろうか?   海の近くのレストランに男が訪れた。男はウミガメのスープを注文した。一口食べて店員を呼び、こう尋ねた。『これは本当にウミガメのスープか? ...

10

レシートが溜まっていく。   家計簿なんかつけていないので、僕にとってレシートには何の価値もない。ただの燃えるごみだ。 捨てたほうが良いに決まっているのに、次の日財布を開けるとまだレシートが ...

-楽曲解説

© 2021 タメになってたまるかマガジン Powered by AFFINGER5