音楽

「会話」は「音楽」より強し。

以前「告白。」で書いたように、思うように曲が書けない日々が続いている。

告白。

こういう時はシンプルに「ガソリン切れ」なのだと思う。

 

アウトプットとはインプットの先にしかなく、しかも1対1ではない。

 

インプット1に対してアウトプット1以上を返せるのは、ほんの一部の天才と呼ばれる人達で、ボクのような凡人はインプット10に対してようやくアウトプット1が出せるかどうか、その瀬戸際で常に活動している。

 

音楽を作るためのインプットは、音楽だけではない。映画や絵画。小説や漫画。ゲームや旅行だって、立派なインプットだ。だからたくさん遊んでいる人は、やっぱり面白いものを作る。

 

でもやっぱり、一番強力なインプットは「会話」だと思う。

 

「音楽」が最強のインプットではないように感じる。音楽を食べて吐き出した音楽には、多かれ少なかれ消化不良の残り屑が垣間見える。その残り屑以外の部分をいかに自分らしく見せられるかが勝負だが、残り屑にだけは、どうしたって自分らしさは生まれない。一流シェフの料理から昨日食べたラーメンの香りがしたら、誰だって嫌だと思う。

 

その点「会話」は強い。なぜなら同じ会話など、世界中どこを探してもありはしない。だから会話の残り屑がいくら残っていようと、それは聴く人からすれば初めての景色で、よって新鮮に映るからだ。さらにその残り屑が自分の経験に被ろうものなら、「懐かしさ」「共感」といったプラスの感情も生まれてくる。

 

このように「会話」を食べて出した音楽には、無限のオリジナリティと一般性が含まれている。

 

だからボクは、もっと会話をしたい。もっともっと。今の量では全然足りない。…と、ここまで書いておいて説得力のない発言だが、「決して下心ではなく!」、楽しむためにたくさんの会話を重ねていきたい。…本当だ。

-音楽

© 2023 タメになってたまるかマガジン Powered by AFFINGER5