先日の熱海の研修(記事参照)で、ひとつ良いことを学んだので共有します。
「いまの自分の気持ちを理解する。」
どうやらこれが、生きていくうえで便利な思考らしいのです。
たとえば満員電車に乗っているとき。
「俺はイライラしている!」
と意識すると、イライラは消えるのだとか。本当かよ。
いや、これね、本当です。
心理学的に言えば、感情というのは本来、持続するものではなく一瞬で消えてしまうものだそうだ。イメージとしては、感情は線ではなく、点なのである。
ではなぜ、人は感情を引きずるのだろうか。満員電車のイライラを職場まで持って行ったり、失恋のショックから立ち直れないのは何故か。
答えは単純。その感情を「処理」していないからだ。
「俺はイライラしている!」「私は惨めな気持ちだ!」「僕は寂しい!」
意識することによって、その感情は「処理」できる。
そうして脳は、点である感情をはじめて通過でき、次の感情を受け入れる態勢に入れる。
「俺はイライラしている!(はい、イライラした自分、これにて終了!)」
という思考回路を、人間は本来持っているのだ。
だから嫌な気持ちも、一回わざと意識することで、処理してしまえばいい。そうすれば、リフレッシュして次の自分に向かっていける。大丈夫。感情に手足が生えて呼吸をしている、ボクにだって出来た。あなたにもできるはず。大丈夫だよ。
あとはね、意識すると馬鹿馬鹿しくなる。「俺、こんなことでイライラしてたのか」って自分で気付くことが出来る。悩みを人に相談するのではなく、自分自身に相談するイメージだ。大抵のことは、長い目で見れば馬鹿馬鹿しい。どうかな?マイナスの感情に引きずられないで、できるだけワクワクしたまま、歳を重ねていけたら素敵じゃない?
啓蒙感溢れる記事になってしまった。まぁたまには、こういうのも良いでしょう。バイバイ。
件の熱海研修はこちら。非常にユーモラスな仕上がりになってます。