レビュー

『水タバコ』という素晴らしきマイナー文化を伝えたい。

僕はたまに水タバコを吸いに行く。

月に1~2回、水タバコ(以下:シーシャ)好きの先輩に連れられて、新宿や中野のシーシャ屋に繰り出す。それくらいの距離間でお付き合いしている、ライトユーザーだ。

 

シーシャというのはフルーツ、ミント、紅茶などの様々な香りの煙を吸う嗜好品のことで、タイトル通り『水タバコ』の名で呼ばれる。

「え?月岡くんタバコ吸ってるの?嫌だわ臭いわ汚いわ」なんて言わずに、もう少し我慢してこのブログを読んでほしい。シーシャは確かにタバコの葉を使うけど、有害物質であるニコチンやタールは、水を通すことでほとんどゼロに近くなっている。

タバコに比べて身体への害も少なければ、中毒性もない。当然臭くもないし、服に臭いもつかない。非常にクリーンな嗜好品なのである。

(今日のブログの写真は、すべて冒頭の先輩(Aさん)撮影です!)

 

まずはシーシャ…『水タバコ』という言葉からただよう、「怖い」「怪しい」「危ない」というイメージを壊したい。

シーシャ屋には金髪のヤンキーがうんこ座りで"たむろ"したりしていない。幅広い年代の人々が、ソファに腰を落ち着けながらシーシャを吸い、談笑したり、仕事をしたり、珈琲を片手にボードゲームで遊んだりしている。

何度か通ってみれば、『タバコ』という言葉とは裏腹に、若い女性が多いことに驚くだろう。

 

むしろ、シーシャ屋にいるのは優しく、オープンな人ばかりだ。店に入れば、「どうも~」「お久しぶりです~」というやり取りが散見される。狭いコミュニティだから、顔見知りも増えやすいのだろう。少なくとも僕は、今のところ輩に囲まれたり、恫喝されたり、事務所に連れていかれたりしたことはない。だから安心してほしい。シーシャ屋は健全かつ安全だ。大丈夫大丈夫。

↑中野にある『Soi61』さん。壁にはなんとも美しい芸術作品!(2019年10月現在)

 

「シーシャを吸い出してから酒の量が減った」という先輩(Aさん)は、実にうまそうにシーシャを吸う。

「ピーチ&アールグレイ」「パイナップル&ミント」など、シーシャには数え切れないほどのフレーバーがあり、その組み合わせも多種多様。ちなみに僕はミント系が好きで、Aさんは紅茶系が好きだ。

シーシャの味は1時間以上もつので、お店で1人で頼むのは1フレーバーが妥当だが、何人かのグループでシェアすることで何フレーバーも楽しめる。「その味いいですね。何選んだんですか?」なんて、初対面の人と交流を深めることもできる。

 

シーシャは優秀なコミュニケーションツールでもあるのだ。現に、決してコミュ力があるとは言えない僕でも、シーシャ屋では初対面の人と楽しく接することができる。なぜなら先に書いたように、シーシャと言う共通の話題が必ずあるし、まだ日本ではマイナーな趣味がゆえに、コミュニティは自然とでき、新参者にも優しいからだ。

それから、意外と金もかからない。だいたい2,000~2,500円もあれば2時間は楽しめる。飲み屋に行くより圧倒的に安いし、(大抵は)ガヤガヤしてないから話しやすい。Aさんの酒の量が減ったのも納得である。

↑葉っぱを炭で燃やしている悠久の時間。令和時代にこんなオーガニックな趣味はなかなか無いですよ。

 

そう、シーシャ屋の良いところは、なんといっても人の温かみであると僕は思う。

個人的なことだが、昨晩は少し嫌なことがあって、不貞腐れてTwitterを見ていたらAさんが中野でシーシャを吸っていた。「今から合流しても?」と聞いたら「OK」と返ってきたので、機嫌の悪いまま超特急で中野に向かい、シーシャ屋に入った。

そしたらAさん、まさかの4人グループでシーシャ吸ってた。しかも全員知らない人!!!!!(笑)こりゃあ愚痴を聞いてもらうのは我慢だな…と、最初は肩を落としたのだが、

 

負の感情なんて、シーシャ吸って人と喋ってれば勝手に消えて無くなりますね!!

 

初対面の3人はとても気さくな方達で、夢中で話をしているうちにあっという間に楽しくなって、さっきあった嫌なことなんてさっぱり忘れてしまった。単純だなあ自分。

でもそれは、シーシャという共通の話題、お店の素敵な雰囲気、彼らの人柄の良さなどがぴったり重なって起こった、一種の奇跡だったと思う。

あれがシーシャ屋以外、例えばガヤガヤした居酒屋だったなら、あんなに打ち解けることはできなかっただろう。そう、それができるのが、シーシャ屋なのだ。素晴らしい文化だよ本当に。

↑Aさんはシーシャにハマり過ぎて、家でも作っている…というか研究しているらしい。とても奥が深いんだとか。

 

さて、本当は僕ももっとシーシャ屋に行きたいのだけど、生活圏内にないんだなこれが!!!マイナーな趣味の辛いところよ。

でも先に書いたように、人口が少ないからこその温かみってあると思うし、無暗やたらに流行ってほしいかと言うと…それは嫌だ…という複雑な感情も併せ持ちつつ…

でもやっぱり1人でも多くの人に、シーシャという素晴らしい文化に触れてほしいとも思うのです。

 

ということで、このブログを読んだあなた!東京に来たら一緒にシーシャを吸いに行きましょう!

では~。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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