「御中」を発明した人、ボクの前に来なさい。

タイトルでなんとなく察せるように、ボクは「反御中派」である。そう、左翼だ。…あ、待って引かないで。最後まで読んでくださいホント。

 

さて、企業に郵便物を送るときには、「様」ではなく「御中」を使う。

常識、とみんな思っているし、そこに異論は無いと思う。

でもボクは、そこに待ったをかけたい。

 

『それ、「様」で良くないか???』

 

…いや分かる、「様」は人に対する言葉だから、無機物である企業に付けるのは変であると。それは分かる。

そうか、ならば100歩譲って「御中」という言葉は許そう。

ボクが言いたいのは、

 

『「行」をわざわざ「御中」に直させるの、やめてくれ!!!!!』

 

ということだ。

 


 

企業や学校からお客様に、なんでもいい、アンケートでも受験票でも、「送り返す必要のあるモノ」を送るとき。

彼らは折り返し用封筒にわざわざ「〇〇行」と書く。

 

それが「御中」に直されるのを知っていて、だ。

 

…いや分かる、自分で「御中」と書くと自社に敬意を示していることになり、日本人的な感性に反する、と。それは分かる。

でもね、考えてみてほしい。

 

「この企業、自分で御中って書いてるよ…信じられない…」

 

と感じる人が、どれほどいるだろう?

 

「あ、直さなくて良いんだ、楽~。」

 

と感じる人の方が圧倒的に多いと思うのは、ボクだけだろうか?

そうでなくても、だ。たとえ前者が脳裏にチラついたとしても。

後者でその負の感情は上書きされるのではなかろうか?

 

わざわざ「行」と書く必要なんてない。最初から「御中」と書いておけばいいのだ。

 


 

どこでこうなってしまったのかと言えば、結局「本質」が見えていない、それだけなのだ。

 

「お客様には『行』と書いて折り返し用封筒を送るのがアタリマエ!!!!」

「そうじゃないと失礼!!!!!」

 

で思考停止しているのではなかろうか。

 

ハッキリ言わせてもらうが、わざわざ「行」を「御中」に直す手間をかけさせる方が失礼だ。奪わなくても良かった時間をお客様からむざむざ奪っていることに、なぜ気づけないのか。

「行」と書くのは謙遜ではない。考えることを止めた愚か者の、器械運動にすぎない。

 

礼を損なわないためにしている事が、かえって礼を損なっているのである。

 

 

…断っておくと、「御中に直すのがメンドクサイ」からこの記事を書いたのではない。ただ、世の中のアタリマエに対して、若者視点で物申したかっただけだ。

明日もこのタイプの記事を書く。…あ、待って引かないで。明日も読んでくださいホント。

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