エッセイ

パーマを、かけた。

「パーマを、かけた。」

それが今日言いたいことの全てだ。だからもう一度言おう。せめてニュアンスを変えてみよう。

パーマ、をかけた。」

5年ほど前に、一度だけパーマをかけたことがある。その頃は髪がかなり短く、だからなのか完成したのは見事な「螺髪」だった。…そう。大仏の、あれだ。

不幸中の幸いだったのは、硬くて太い髪質のおかげですぐにパーマがとれたこと。3日と保たなかったように記憶している。故に螺髪時代は歴史の闇へと消え、ボクはその事実を忘れ去ろうと髪を伸ばし続けた。パーマは二度とするまいと誓った。

そんなボクがこのタイミングでパーマをかけたことに、大した意味はない。強いて言うならいつもの髪型に飽きた、それだけだ。髪も伸びてきたし美容院も変わった。なんとなく、今なら螺髪にならないような気がしたのだ。

担当してくれた美容師は気さくな方で、ボクの髪質を分析しながら最適なパーマを提案してくれた。雑誌を見ながら、ああでもないこうでもないと2人で話し合う…なんてことはなく、ボクはプロの意向に任せてみようという気になっていた。ここで変に口を挟むと、螺髪になりかねないと思った。正直トラウマだった。

しかしさすがはプロ、というべきか、いや、言うべきなのだが、仕上がりは見事なものだった。螺髪の頃の満足度を1だとしたら、今回の満足度は1000を優に超える。それくらい見事なパーマヘアがそこにはあった。

写真?…いやぁ…ここではちょっと…。

実は最初は載せる気満々だったのだが、その、ハードルを上げすぎて…書いているうちに段々恥ずかしくなってきてしまったのだ。

だからツイキャスで見せようと思う。慣れない自撮りなどしてみたのだが、やっぱり慣れない。自撮りも、髪型も。まるで別人みたいだ。ツイキャスで積極的に晒すことで、力尽くで慣れていこうと思う。というわけで、よかったら遊びに来てください。

-エッセイ

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