エッセイ

夜は短し、遊べよ社会人

どこからが遊びで、どこからが遊びでないかは人それぞれだ。主観のみで話せば、ボクはあまり遊ばない大学生活を送ってきたように思う。

留年したくせに何言ってんだ、どうせ遊び狂ってたんだろう、と言われることもしばしば。言いたい奴には言わせておけの精神で、留年した理由にはノーコメントを貫くことを決めている。複雑すぎて話せる自信ないし。

 

閑話休題。

 

友達と映画見てスタバ行ってショッピングして、みたいな行為を遊びと定義するのなら、ボクは生まれてこのかた、遊んだことなんて無いのかもしれない。

人によっては、バンド練習や作曲、ブログ執筆や飲み会も遊びだ、と定義するかもしれない。その場合ボクは、ごめんなさい、遊び狂っていたかもしれません。

 

ただ、昨日のアレは、誰がどう見ても完全に遊びだった。

春からこちらに越してきた友人2人を家に招いて、菓子を広げて酒を飲み、ボードゲームに没頭した。疲れたらテレビをBGMに馬鹿話をし、ワハハと笑い、夜は安い居酒屋でもう1人合流し、安い酒を飲んでずっとワハハと笑っていた。

ね、遊び。これは完全に遊びだ。

遊びって、楽しいものだ。真面目に(なんて自分で言っていいものか分からないけど)音楽ばかりやってきた自分にとって、こういう時間はちょっぴり恥ずかしく、とても貴重なものだ。

気分はそうだな、小学生の頃に近い。遊戯王カードを持って、自転車で走り回っていたあの頃。

子供でなくなった今も、ボクらは同じ喜びを、ずっと追いかけているのだろう。

変わったのはハードと、ハートだけだ。

-エッセイ

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