大学時代の友人が、ブラック企業に就職した。合宿研修で散々パワハラされ、人格を否定され、精神的にまいって飯も食えなくなったそうな。
幸いにも彼女は賢く、行動力もあった。今は見切りをつけて、絶賛転職活動中のはずだ。
しかしながら「仕事を辞められない」人間は多い。このブログを読んでいる人の中にも…例えば会社でなく、大学のゼミでも、高校の部活でもいい。所属する団体で、居心地の悪い人がいるだろう。
さあ、ここでひとつ問いかけだ。
「あなたはなぜ辞められないのか?」
仕事を例に見ていこう。
個人的な見解だが、「自分がいなくなったら仕事が回らなくなるの…」は、転職に踏み出さない言い訳に過ぎない。
なぜなら極論、「人が抜けて被害のない」団体など皆無であるからだ。必ず迷惑はかかるし、組織は少なからず混乱する。
こう考えることはできないか?
「辞めて迷惑がかかるのは、何も特別なことではない」
あなたの職場「だけ」が人手不足なのではない。
あなたの仕事が「特別大変」だから迷惑をかける訳ではない。
辞めて迷惑をかけるのは当たり前すぎて、辞めない理由にはならない。そういうことだ。あなたは満員電車で、二酸化炭素濃度が上がるのを恐れて呼吸を躊躇うだろうか?
辞めるなんて責任感がない?本当に責任感がないのは、大風呂敷広げてあなたを雇用しておいて、酷使し、傷つけ、「辞めよう」と思わせた会社の方だ。
思い返してほしい。あなたは頑張ったはずだ。なぜなら、辞めようと思えるのは、「組織をきちんと見て、中で動いた人間」だけだからだ。
何度でも言う。あなたは悪くないし、転職は「悪」ではない。今すぐ辞めなさい!
…ふぅ。やめよう。熱が入ってしまった。主張の激しい文章は嫌われる。でも、「誰も傷つかない文章」など無いとボクは思っている。「誰も傷つかない転職」が無いようにね。ここらで辞めよう。この記事も、あなたの仕事も。