東京メトロ丸ノ内線を最近使うようになったのたが、その本数が凄まじい。奴は2〜3分に1本来る。30分に1本だったボクの田舎に比べると、10〜15倍動いていることになる。
こうなるともう、乗り遅れるという概念がない。目の前で電車に行かれても、すぐに次が来るからだ。時刻表を見ることもない。ホームに2分立っていれば、次の電車が来るからだ。
こんなに頻繁に走っているのに、その全ての電車に人がパンパンに詰まっている事に驚く。夕方18:30という時間のせいもあるだろうが、2〜3分置きにやってくる電車がすべてすし詰め状態なのはちょっと異常な光景だ。
座っている人が皆スマホを見ているのも、また、異常な光景だ。たまに本を読んでいるお爺さんもいるが、およそ99%の人はスマホを見ている。立っている人はイヤホンをしているか、狭い空間の中でどうにかこうにかスマホを見ようともがいている。
令和元年。何も不思議なことはないし、これがこの時代の普通の東京の光景なのだが、ボクは今日、少しだけ嫌気を感じてしまった。何をしたわけでも、何をされたわけでもない。延々とやってくる丸ノ内線とパンパンに詰め込まれた人々を見て、ふっと嫌気を感じたのだ。
例えば電車が揺れて足を取られることなんて、静岡県の片田舎で高校生やってた頃もあったはずだ。今日、少しイラッとした。なんでイラッとしてしまったのだろう。
たまに弱気になる。ボク、東京向いてないかもしれないなぁ。
東京には向き不向きがあると思う。どんな人が向いていて、どんな人が向いていないのかは分からないが、確実に向き不向きはあると思う。雑踏の中で精神をすり減らさない精神力というか、図太さというか…。そういうものが、ボクには欠けている気がする。
この街で、ボクは上手にやっていけるのかしら。なんだか弱気になってきたので、今から筋トレ行ってきます。