やりたいと思ったことはすぐやる、が人生のモットーだったりするので「ショートショートを書きたい」と思った瞬間にはもう書きはじめていました。
いや、小説は書いてみたかったんですよ。いつか。
でもいきなり長編小説はハードルが高いので(笑)、短いやつなら書けるかなぁという短絡的な思考からショートショートを選びました。
そうしたら意外にも、あれよあれよと筆が進み(正確にはスマホを触る指が進み)、はじめてのショートショート「池原のぞみ」が出来上がりました。
で、「池原のぞみ」という女性がフィクションかノンフィクションかについては触れません。それを宣言しちゃうの、あんまり好きじゃないんですよね。
これは音楽でもそうで、例えば自分の曲である「ホットミルクとあなたの嘘」には「好きでもない人とキスをしたこと」という歌詞が出てきます。
「で、これは実際したの!?」と聞かれることがよくあるのですが…そこにYESNOで答えてしまったら、この曲の魅力は半減してしまう気がしていて。
YESかNOか、歌詞から読み取って深読みするその思考のが楽しいのであって、なんでもかんでも答えを与えればいい訳ではないと思うんですよね。
だからこそ、この曲は「本当のことを言うのが優しさ ボクはそうは思わない」から始まるんです。そういう曖昧なものが好きなんですよ。
ボクは「言い切らないこと」に美学を感じます。これはもう個人の感性の領域ですが…そういう人、つまり同類に面白いと思ってもらえるようなショートショートを書いていきたいです。あ、もちろん音楽、つまりは歌詞もね。
「池原のぞみ」のラストシーン、あなたには響きましたか?まだまだ精進します。よろしくね。
https://hikohotsukioka.com/music/hotmilktoanatanouso