エッセイ

冬の到来

乾燥が気になる季節になってきた。

朝起きたら唇が割れていた。

冬特有の、唇がヒリヒリするあの感じ。みなさんは経験あるでしょうか。

ニベアクリームを塗っておくも、すぐに乾いてまた塗りなおす。お茶を飲めば溶けてしまうので、また塗りなおす。

 

加湿器を付けるべきなのかもしれない。

 

そして部屋も寒くなってきたので、エアコンを付けてもいい頃かもしれない。

 

『加湿器+エアコン』は冬の宝だ。僕は冬の自室が大好き。あんなに快適な空間、世界中どこを探したってありはしない。

ただ、

 

ひとつ問題があるとすれば、電気代だ。

 

冬の電気代はバカにならない。ヒト1人暮らすにはこんなに金がかかるのかと、毎年絶句する。

 

僕にとって、電気代の節約はとても難しい問題だ。

 

僕は暑さに弱く、寒さにも弱い。

「暑さに弱いのなら寒さには強いんじゃ?」と思った人、ちょっと待ってほしい。

『温度への耐久値』を棒上に表すと、下のようなイメージだ。

非常に中途半端なのである。それゆえ、僕は夏も冬もつらい。

加えて冬は、持ち前のアレルギー性鼻炎が発動するため歌も歌えない。つらさの極みである。

 

でもなぜか、僕は冬を嫌いになれない。

 

それはなぜか。

 

未だに答えは出ていないけど、たぶん、あのピリッとしながらもどこか穏やかで寂しい冬の空気が、好きなんだと思う。

今年も、冬がやってきた。

-エッセイ

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